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元裁判官 司法部門の臓器取引を暴く

2013年07月09日

【新唐人2013年07月9日付ニュース】中国で組織的に行われている死刑囚からの臓器摘出や法輪功学習者からの臓器狩りが次々暴露されるにつれ、国際社会からの批判の声がますます高まっています。目覚めた中国人も、共産党の悪行を公に暴き始めています。元裁判官の潘仁強さんが先日、裁判官在職中に臓器取引に関わったことを明かしました。

 

武漢市中級人民裁判所の元裁判官・潘仁強さんは先日、死刑囚から取った臓器取引は1980年代からすでに始まっていたと明かしました。

 

元武漢市中級人民法廷裁判官 潘仁強さん

「1983年、中共中央政法委員会と衛生部は通達を出して、先例を作りました。つまり、全国の司法部門が医療部門に協力して、死刑囚から臓器を摘出するということです。私は受益者であり、関係者でもあり、証人でもあります」

 

潘さんは死刑囚からの臓器摘出の過程を述べました。

 

元武漢市中級人民法廷裁判官 潘仁強さん

「死刑判決を下され、執行される前に血管凝固の防止のため、予め注射を打たれます。医師が全て事前に計画を立て、法医が作業を行います。病院側は救急車で処刑場まで行き、処刑場で臓器を摘出します。それから不要な死体は火葬場に運ばれ、十数人の警察が火葬場の周りを見張ります」

 

国際社会から非難されている法輪功学習者に対する臓器狩りについて、藩さんはその可能性が十分あると述べます。

 

中国当局は法輪功学習者に対する臓器狩りをずっと否定していますが、中国衛生部のデータからは、移植に使われた大量の臓器の出所が不明だと分ります。

 

米マウントサイナイ医科大学 王文怡博士

「毎年の臓器移植件数は処刑された死刑囚の人数を遥かに超えています。アムネスティによると、毎年死刑執行されている死刑囚は千人あまりですが移植数は1万件にも上ります。つまり、多くの臓器は死刑囚からではないのです。では どこからでしょうか?益々多くの証拠が拘禁中の法輪功学習者からであることを証明しています」

 

カナダ外務省前アジア大洋州局長で元検察官のデービッド・キルガー氏と人権派弁護士のデービッド・マタス氏は2006年、法輪功学習者を対象とした臓器狩りに関する独立調査を行い、臓器狩りは紛れもない事実であり、しかも未だに起きていることを証明しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/04/a925581.html(中国語)

(翻訳/杜 編集/萩野 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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